2017年8月30日水曜日

「からだ会議in伊東」のお知らせ


 当ライブラリーがあるサザンクロスリゾートに二匹のヤギがやってきた。夏草を刈る仕事の助手として働くことになったらしい。名前は白の「イーグル」と茶色の「ボギー」。ゴルフ場らしい命名だ。毎日、広大な敷地のあちこちに繋がれて、ひねもす草を食べている。ライブラリーの近くにも来ることがあり、その食欲の旺盛ぶりには感心させられる。




 さて、お知らせがひとつ。来る9月2日(土)と3日(日)の両日、「からだ会議in伊東」という一風変わったイベントが行われる。会場はサザンクロスリゾートと大室山山頂の二カ所。
 2日の土曜日はおもにホテルの温泉プールを利用しながら、いま伊豆から世界に発信されつつある日本の伝統的な温泉療法「天城流湯治法」の座学と体験学習が行われる。
 歴史に埋もれていた湯治法を発掘、改良して世界に発信しているのは、伊豆に育った杉本錬堂さん。錬堂さんは元パティシエで、やはりパティシエである奥さんの浩美さん(当ライブラリーの一日館長でもある)といっしょに伊豆高原で「菓子の木」という洋菓子店とカフェを長く経営していた。



 その一方、天城の山々を探索したり、相模湾でダイビングをしたりと、活動的な日々を送っていた錬堂さんは、ある日パラグライダーで飛行中に墜落して九死に一生を得るという貴重な経験をした。その経験を契機に、錬堂さんは人体の神秘に目覚め、主として各種の痛みに苦しむ人たちを相手にその緩和法と健康回復法を探求しはじめた。
 その方法のひとつが「天城流湯治法」である。
 3日の日曜日は錬堂さんをはじめ、医師や代替療法の治療家、温泉療法を実践している温泉旅館の経営者などによるトークとディスカッション、ワークショップなどが予定されている。夕方は場所を変えて、大室山の頂上で総合芸術家、野村万之丞がプロデュースした「伊東大田楽」の画期的なパフォーマンスが提供され、今夏の「からだ会議」がフィナーレとなる。高齢者のリハビリ、病からのリハビリ、運動能力の増強、健康増進、美容などの新しい方法に関心がある方はぜひご参加ください。

 詳細はからだ会議 www.karadakaigi.com まで。