2013年6月21日金曜日

メガソーラー

東京新聞:ゴルフ場が発電所
今朝の「東京新聞」第1面のトップ記事を読んで、いまは亡き北村重憲さん(ザンクロスリゾートオーナー)が浮かべた残念そうな表情を思い出した。
 サザンのゴルフ場は現在18ホールが使われている。かつて賑わっていた9ホールは空き地や練習場になっている。いつかふたりでそのあたりを散歩していていたとき、北村さんが「近くに送電線があればなあ。残念だ」といったのを思い出したのだ。

 北村さんは「持続可能なリゾート」を模索されていた。ホールの跡地をはじめ、風光明媚な未利用地を有効利用することでその構想を実現させるためのさまざまな計画をぼくに語ってくれた。その計画のひとつにメガソーラーがあった。エネルギー企業に土地を貸して大規模太陽光発電所をつくり、施設の電気をクリーンなものに変えながら地代と売電で安定収入を確保しようと考えていたらしい。ただ、そのときの北村さんの知識では、近くに送電線がないと売電ができない、送電線を自前でつくるには莫大な費用がかかりすぎると考えていたらしい。それが「残念だ」になったのだろう。

 しかし「東京新聞」の記事を読むかぎり、必ずしもそんなことはないのではないかと思われる。というのも、それは群馬県の閉鎖したゴルフ場「榛名CC」の跡地にソフトバンク子会社「SBエナジー」が260 万キロワット時のメガソーラーを建設したことを伝えている記事だからだ。ゴルフ場近辺に送電線など走っているはずがない。それも「SBエナジー」が負担したのではないか。工事は半年以内で完成し、その跡地の現在の所有者である村には毎年、売電収入の3%(約400 万円)と固定資産税が入る計算だという。

 記事によると、閉鎖したゴルフ場跡だけではなく、現在営業しているゴルフ場でもゴルフ収入の足しにしようとメガソーラー計画が進んでいるという。そのひとつ、老舗の「鬼怒川CC」も使われていない一部のホールを利用して北関東最大級の施設が2015年春に稼働する予定らしい。

 「癒しと憩いのライブラリー」も、じつは北村さんの「持続可能なリゾート」計画の旗揚げ事業として企画されたものだった。費用もさほどかからず、再生可能な読書の流れが実現できると考えたからだった。もし北村さんが今朝の「東京新聞」を読んだら、すぐにでも「SBエナジー」に電話をかけるのではないか?  そんなことを考えた。

0 件のコメント:

コメントを投稿